不動産投資にはいくつか種類がありますが、初心者に人気の不動産投資・駐車場経営について、メリットとデメリットを考えていきます。
駐車場経営のメリットは、第一に初期投資が少ない事です。
特に平面駐車場の場合、初期投資ゼロでの活用も可能です。
立体駐車場の場合は設備投資が必要となる事もありますが、建物を建てる事に比べれば投資額はかなり抑えられます。
第二に転用や更地への復帰が簡単である事があります。
仮に事業用借地権契約やアパートやマンションの為の借家権契約を結んだ場合は、借地借家法により他の用途への転用は難しくなります。
その点駐車場は借地借家法の適用対象外であり、事前の通告すれば立ち退かせることができますので、売却やマンション建設、相続税の為の物納等、他の活用法へ変えられます。
第三に住居や商業施設目的の土地より立地も縛られず、家屋程度の広さでも経営可能な事も魅力めす。
一方デメリットは、税制上のメリットは少ない事です。
建物を建てる場合と違い、税制上の優遇措置は殆どなく、固定資産税、相続税評価は共に更地評価であり、又所得税負担が大きく、例えば平面駐車場の場合、減価償却費がなく、立体駐車場の場合でも建物と比べると減価償却費は少なくなります。
必要経費が少なくなる為、所得税課税部分も大きくなります。
又、立体駐車場の場合、法令上の制限や転用・更地復帰のコストが高くなる可能性があります。